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安倍晋三氏が政治家は正しいことを述べなくてもいいと言った?ぶっちゃけそれはミスリードでは

投稿日:2018年9月16日 更新日:

どうも、MOTOYAです。

政治家の失言ってあるじゃないですか。

貧乏人は麦を食えとか。

でも、よくよく話を聞くと、
必ずしもそうでもない意味も含まれている、
あるいは、文脈を考えると全く違うことを言っている、
なんてこともあります。

Twitterを眺めていたらそういう現象を見つけました。

政治家は正しいことを述べなくてもいい?

こんなツイートです。

一応名誉のために、このツイートのアカウント名(以下、A氏)は伏せておきますね。

A氏によると、安倍氏は、「学者や評論家じゃないから政治家は正しいことを述べなくてもいい」と言った、と主張しています。

そして、「だから誠実さが微塵もない」と切り捨てています。

たしかに、総理大臣は、解散と公定歩合についてはウソをついても良いとされています。

まぁそれは置いておいて。

政治家は正しいことを述べなくてもいい。

もし本当に安倍氏がそう言っているなら問題です。

書き起こしてみた

ということで、引用されている動画から書き起こしてみました。

本件は、2018年9月14日に行われた、日本記者クラブ主催の討論会の一幕です。

長いですが、お付き合いください。

動画だと、1:48:30あたりからになります。

記者:安倍さんにお伺いしたいんだけれども、そもそも安倍さんは2項の削除論だったじゃないですか、変わったのはなぜなのか、これはやはり、あまり現実的じゃないなと、2項削除に対して反対論が多い、なかんずく、与党である公明党に慎重論が多い、であるならば、ここは公明党に配慮しよう、あるいは、現実可能性を考えようと、ということで、2項は残したまま、火種が残るけれども、しかしそれは、目をつむって、新たな条項をつくると、こういうことだったんですか。

安倍:政治家というのはですね、学者でもありませんし、いわば評論家でもございません。いわば、正しい論理を述べていればいいということではなくて、まぁ経済においてはそれを政策として実行し、結果を出していくこと、だろうと思います。そしてこの憲法論争において、9条の問題、自民党結党以来の大きな課題であります。でも残念ながら全く指1本触れることができなかった。国民投票に持ち込むことももちろんできない。それは3分の2、衆参が発議できないからです。国民のみなさんが、賛成にしろ反対にしろ、自分たちの意見を表明する機会がなかった、国会の中に閉じ込められているんです。では、いま、自衛隊の諸君が、誇りを持って任務を全うできる環境をつくっていくことは私の責任だと思っています。もちろん、自衛隊の日々の活動、今回の北海道胆振東部地震におきましても、大変な活躍をしていただいて、感謝しています。でも、先程共産党の話も出ましたよね、共産党は明確に違憲という立場です。そしてすでに、彼らはすべての憲法改正に対する行動に反対するということを明確に打ち出している、これは変わらないです、共産党ですから。そして、実はさまざまな、催しがあります。自衛隊と地域の人たちの。でもそういうの結構反対運動がされていて、中止になったものもずいぶんあるんですよ、実際に実態としては。ですから、そういう状況を変えていく必要がありますよね。われわれ国旗国歌法をつくって、それまでさまざまな問題が起こってきましたが、ほとんどなくなってきました。まぁですから、われわれの責任としてはまず、与党でですね、与党の中で十分賛成を得られる条文にしていく、という責任が私は自由民主党のリーダーとしてあるのではないか、と考えたわけであります。

朝日新聞社 2018年9月13日配信 『【ノーカット】安倍氏と石破氏、論戦再開 自民党総裁選・立候補者討論会』

簡単に言えば、記者から、安倍氏はもともと憲法9条2項の削除を主張していたはずなのに、それが変わったのはなぜですか、と質問があり、それに安倍氏が答えるところです。

A氏が指摘したところを黄色でマーカーを塗っておきました。

理想論ばかり言っていてはいけませんよ、の意味では?

前後関係なども読むと分かると思いますが、
安倍氏の言いたいことは、
政治家は学者や評論家ではないので、理想論ばかり言っていてはいけませんよ、
ということじゃないでしょうか。

記者から、以前は9条2項を削除せよ、という主張だったはずなのに、変わったのはなぜですかと質問がありました。

安倍氏は、自衛隊が誇りを持って活動できる環境を作ることが重要だと主張します。

そしてそのために、まず与党の中で十分賛成が得られる憲法の条文にするのが大切だ、とつなぎます。

なにがなんでも2項削除、という理想論に固執するのは、政治家としてどうなんでしょう、と。

僕はこのように解釈しました。

いかがでしょうか。

ぶっちゃけ問題発言とは思えないんですが、それは…

たしかに、解散と公定歩合はウソを言ってもいいということになっています。

それこそ、外交交渉なんてウソ・ブラフ・袖の下・暴力、なんでもありです。

外交交渉で正しいことを言う必要は必ずしもないからです。結果的に国益にかなうなら、ウソをつこうが全然OK、それが外交です。

もちろん、日常生活でそれをやっちゃダメですけどね。

話を戻しますと。

A氏のツイートを見た後、実際に安倍氏はどういう意図で言ったのかな、と前後の文脈を読んでみました。

僕が解釈する限りでは、A氏が言うような、正しいことを述べなくてもいい、という意味はないと思います。

理想論ばかりを述べる学者や評論家のようになってはいけません、政治家は課題を解決して結果を残す責任があるのです、という趣旨だと僕は解釈します。

ぶっちゃけ、問題発言だとは思えないのですが…。

A氏はミスリードしているんじゃないか、国語力に問題がある、というリプライもいくつか見受けられます。

みなさんはどう感じましたでしょうか。

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