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生活保護は低収入でも働いていたほうが通りやすい?

投稿日:2018年8月17日 更新日:

どうも、MOTOYAです。

アベノミクスが始まって早5年以上が経つと思います。

雇用市場も改善し、人手不足から待遇改善に動く企業も増えているとお聞きします。

とはいえ、いくら景気が良くても、破産する人はいます。
低収入に苦しむ人もゼロ人にはできません。

そこで役に立つのがセーフティネット。

その1つ、生活保護制度をめぐってこんな裁判があったようです。
ちょっと古いですが、興味深いので取り上げてみました。

若いんだから仕事探せ、との却下処分を取り消し

極貧生活を送って生活保護を求める30代だった若者を「若いから仕事は見つかる」と追い返した行政の態度は無慈悲すぎたのか-。大阪府岸和田市の男性(41)が同市を相手取り、生活保護の申請却下処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が10月31日、大阪地裁であり、田中健治裁判長は市の処分を取り消した。
 男性は中卒で特殊な技能や資格がなく、「組織的な人間関係のトラブルから仕事が長続きしない」という性格。「もっと頑張れ」という声も聞こえてきそうだが、男性は10円で買ったパンの耳を食べ、たらいの風呂で湯浴みするという困窮生活を送っていただけに、裁判長は「生活保護法の解釈を誤り違法」と市側を指弾した。

イザ! 2013年11月13日 『極貧30代に行政「若いし仕事探せ」は無法か…生活保護却下に「違法」判決』

若いんだから頑張って仕事探せよ、という話だと、
そうだそうだ!と市役所の肩を持ちたくなりますが、
もう少し細かく見てみますと。

男性は幼いころ、両親が離婚して母子家庭となり、
生活保護を受けながら育ちました。

小学校高学年の頃、いじめにあい、段々と不登校に。
勉強にもついていけなくなり、
高校へは進学せず、中卒で働き始めます。

しかし、職は安定しませんでした。
職場の人間関係、事業所の廃止、派遣切り。
その後も就職活動をするも、なかなか仕事が見つかりません。

ついにガス料金や家賃を滞納するようになります。

追い詰められた男性は、生活保護を申請しますが、
まだ若いんだから働けるでしょ、と断られます。

このあとも何度か申請しますが、同じ理由で却下されつづけました。

その後、新聞の夕刊配達の仕事を始めたようですが、
収入が少なすぎるということで生活保護を申請したところ、
なんと申請が認められ、受給できるようになりました。

無職だと難しいが、低収入なら通りやすい?

男性が全くの無収入のときの生活保護申請は頑なに拒否されたにもかかわらず、
夕刊配達の仕事で低収入の状態で申請すると認められたと。

どうも、どんなに低収入でも、とりあえず働いていれば、
生活保護の申請が認められやすいようです。

なんだか矛盾しているような気がしますが、そういう傾向があるようです。

そこで、今回の判決では、
「生活を維持するため働こうと努力していれば、
一般的に見ればさらに努力する余地があったとしても、
働く意思はあると認めるべきだ」
と指摘して、
今回の男性の件は保護を認めるべきだったと判断しました。

働きたくないから生活保護、ではないパターン

確かにこの男性の場合、コロコロ転職してはいるものの、
なんとか仕事を探そうと試行錯誤しています。

また、生活保護申請の1年前、7歳上の女性と結婚しています。

おそらく、家族を養わないといけない、
という危機感もあったのではないでしょうか。

ただ働きたくないから生活保護の申請に来ている、
というクズみたいなパターンではないと思うんですよね。

この男性が生活保護を受けるのは、
少なくとも記事を読む限り、僕はしょうがないと思いますね。

生活保護を使って生活を立て直して、
スキルを身につけてもらって、自立してもらえればいいかなと思います。

あるいは、中卒ということですから、
通信制でもいいので高校を卒業するという手もあるかもしれません。

もう41歳なので、ちょっと遅すぎるような気もしますが、
本人がやる気なら全然選択肢としてアリかと。

そのほうが応募できる求人も増えると思いますし、
あるいは、40代で高校入学してみた、というコンテンツは面白いような気もします。

いずれにしても、こういう人が生活保護を受けられないんだったら、
生活保護制度の意味ってあるんでしょうか。

だれしも、働けなくなることや、
働いても生きていくだけのお金が得られないことになるかもしれません。

生活保護制度はそういうときの最後のセーフティーネットです。

死ぬまで働かないと生活保護を認めない、
というのでは本末転倒だと思うのです。

そもそも死んだらお金の問題どころじゃないですし。

いかがでしょうか。

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